うたかたの蔭にて-ユグラシアblog-

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zoom RSS 深い、深い水の底

<<   作成日時 : 2006/08/17 17:06   >>

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水に沈むひとには、水底にたゆたうものが見えるのだろうか。

幸か不幸か、鬱々した私の周りにはいつの間にか、鬱々しそうで溺れかけた人が
打ち寄せられてくる。

一度も喋ったことのない大学の先輩、高校時代の後輩、古い古い友人。

「久しぶり、私のこと憶えてる?」
なんてありふれた言葉で、どこからともなく連絡はやってくる。

何も出来ない。
ご飯が食べられない
わけもなく涙がとまらない。
苦しくてしょうがない。

かれらは必死に水面に顔を出そうともがき、助けを求めてる。

「そうだね、辛いね」
たったそれだけで、彼らは、水の底におりてくる。
そうして、彼らを放さなかった彼らの苦しみをようやくぼんやりと見つめる。
長いこと水底にいると、水面にきらきらするうたかたをぼんやりと見つめて過ごす時間がとても多くなる。

私は彼らと彼らの苦しみを見つめ、ただたゆたう時間を共にする。
向き合う、なんて気合も気負いもなく、ただぼんやりと。時々ゆられて、きらきらするうたかたをみたりもする。
そんな時を過ごすと、プラネタリウムの終わりのように、夢半分の気持のまま彼らは帰っていく。心ほどの平和を携えて。

私は、といえばほとんどずっと水の底にいて、ところどころから呼びかけるうたかたとじゃれあいながら、時々水面に顔を出す。

生まれては弾ける言葉と音のかけら、
私の光。

鬱の波にのまれても、深水におちゆくときもうたかたはうまれゆく。
どうせおちゆく時ならば一緒に美しいものをみつめませんか?

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ゆえさん はじめまして。

トラバ先の、胡桃といいます。
はじめられたばかりだった様で、今ざっと他の記事も拝見させて頂きました。
バンド活動をされているとの事、自分の世界からはかけ離れているので、頑張って下さいとしか言えないのですが、二足のわらじ、お体に気をつけて精進なさって下さいね。

この記事を拝見して、最後の部分
>どうせおちゆく時ならば一緒に美しいものをみつめませんか?
美しいものを見る事できっと何か得られるのだと感じました。
おちる事が良いのか、悪いのか、難しいですが・・・(^_^;)
胡桃
2006/08/18 09:35

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