うたかたの蔭にて-ユグラシアblog-

アクセスカウンタ

zoom RSS 「すみっこ」の在処

<<   作成日時 : 2006/09/04 17:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


アフガニスタンではテロ組織を国際軍が殲滅し、日本では少年が父をアイロンでなぐり、警察官が自殺する。

わかりあえないそれぞれの世界の結末
どうして、わかってあげられなかったのか、
どうして、わかりあえなかったのか
どこかで間違ってしまったのだろうか
出口はどこにあるんだろう

私の家は山の中の静かな住宅地にあり、
遠く耳を澄ませば一つ山向こうの海から汽笛が聞こえることさえあった
電気塔のある、小高い山からは山の側面にはびこるように続く小さな人々の暮らしをみることができた
西陽しか入らない、どこか薄暗いへやの中で
私はいつも、ちいさなたんすとクローゼットの扉の間の小さなすきまに
身体をはめ込んで、呼吸していた

そのすみっこには西陽がさして、より深く浮きたつ蔭があり、
そこにいればいつまでも光をみていることが出来る気がした

私にとって光は遠く、いつもすみっこから眺めるものだった

いったいどれほどの人が、自分が世界の中心にいると思っているのだろう
どこまで自分の手が、声が、届くとおもっているのだろう

世界は大きく、一人は無力で
いつでも私はすみっこから、眺めているだけだった

壁とたんすとクローゼットの扉
しっかりと守られているすみっこは、とても安全な場所
まぶしすぎる光にふれることなく、
それは自分をまもる脆さそのものだった

本当は誰も宇宙の中心をしらない
黒くて茫洋とした暗くて揺らいだ場所に頼りなくただよう
ひとひらの岩片にひとしい

それを星とよぶひともいる
目にもとめない人もいる

それでもそれはそこにあるのだ
やがていつか起こるかもしれない何かのために

星のひかりは何億光年をこえて、時として私たちの元に届く
何に照らされ、どこからきたのか
もしかしたら、もう何億年も前に滅んでいる星のひかりを私たちは時にみる
なくなる瞬間の輝きだけ見せて消えてゆく星も

私たちもそのひとつだ
いつかどこかに届くことを願って、ささやかにひかるもの
でもそのためには、自分から自分にひかりのあたる場所へ
何かの蔭で守られていては、自分のひかりさえさえぎられてしまうから

まずはてを伸ばすことから
助けをもとめる手でもいい
その両手をひかりのあたる方へ
私はそうして、てのひらのくぼみに
やわらかい西陽をうけてみる

http://www.asahi.com/international/update/0904/005.html
http://www.asahi.com/national/update/0904/NGY200609040005.html
http://www.asahi.com/national/update/0904/TKY200609040201.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「すみっこ」の在処 うたかたの蔭にて-ユグラシアblog-/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる