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<<   作成日時 : 2006/10/12 15:06   >>

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「左、夢の島」
私の住んでいる場所から少し歩くと大きな通りにでる。
そこから少し行くと駅前の大きな交差点があって、そこにはゆめのしまへの行き方が載っている。

左に行くと、砂町。という名のまちが続く。

東砂町
南砂町
新砂町

砂でできたまち。
そんなはかない幻想を頂いてしまいそうな街々。人々が穏やかに暮らしている。

ずーっとあるいて、暗い色の水が遠くに見えたりして、夢の島。

昔、道徳か社会の授業の時に、夢の島を舞台にしたビデオをみた。
捨てられた無機的な色彩の中のあばら家に住むおばあさんの話。
ごみの中から価値ありそうなものを拾い、再生し、生活する。
家のそばで育ったトマトの赤さと大事そうに包み込んだおばあさんの手が今も脳裏にやきついている。

どうして、ゴミ捨て場なのに、夢の島という名前になったのか。
私たちが、夢のために捨ててきたものが全部あるのかな、なんて。
ずっと理由も知らず、とても切ない気持ちになったのを思い出す。

そして、大人になって夢の島にきた。
そこは私の住んでいる町と変わらない地面がつづいて、
かつてのごみの山のイメージなんてどこにも無く
熱帯植物園があったりする。

ゆめのしま。

その響きの切なさは、今の方がずっと深い。
私たちはごみをきれいに覆い隠した。なかったことのように。
私たちは、その上に綺麗なものを作って、夢の島を作り直そうとした。
私たちが夢と呼ぶものを。

埋立地の地面の下を作るために
私の育った神戸では山を切り崩していた。
でも東京では、この足の下には私たちがすててきた暮らしが眠っている。
日々増えていくごみの中で暮らした夢の島のおばあちゃんは、今何をおもうのだろう。
私たちは、何を思うのだろう。

遠い楽園の記憶―小野田維画集
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ロドリゲスインテリーン
2009/11/16 15:32

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