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zoom RSS トリカゴの天

<<   作成日時 : 2006/11/15 19:50   >>

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トリカゴのネックレスの中には、小さな銀の鳥が微動だにしない。

無造作にチェストの上に放っておいた、トリカゴは無造作に積まれた、
コサージュの虚飾に埋もれている。


美しく、秩序なく、無力なトリカゴの中から、
私はそらを見上げて、どこにもいけないことを知る。


どこにでもいけることを知ってしまったら、どこにいっても救いなんてない。


圧倒的に逃げ場がないことが、日々止まない雪のように私を閉じ込めていく。

私の温もりを奪う速度は、私の呼吸が溶かす速度より遥かに速くて、
じりじりとした痛みが少しずつ私を殺していくのだ。

それでも、私は世界の温度を感じている。


なのに、隣にいる人はどうして平気な顔して笑ってるんだろう。


雪はトリカゴの外の出来事だから?

それとも、世界を感じることをやめてしまったから?

同じ天を戴きながら、私たちはとてもばらばらだ。

いったい、私たちが生きてる世界はどこに存在しているのだろう。

かみあわないピースのささくれだった縁々しか、私には見えない。
繋がってたはずの、当たり前の糸は、
にごってしまった私の視界にはもう見えないのかもしれない。


人がこんなにいるのに、呼吸ばかり奪われて、
なんでこんなに怯えてるんだろう。

小さい人が感じている無力は、いつかのあなたが感じていた無力であり
今のあなたが感じる理不尽は、だれかがどこかであがいていた理不尽だ

そして今のあなたにわけあたえられる幸せは
いつか懐かしい未来で小さなあなたにわけあたえられるもの


冷えきったトリカゴに降り積もる雪の冷たさをわかりあえる人がいるなら、
声がとどけばいいのに。

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